イングランド編①
2021-05-07
■第35話《ヴァージントレインに乗車》■
外に出るとスタッフの男性が「ミュージアムの見学は?」って尋ねてくれる。
「残念。ロンドンに帰らなければならないの」
名残惜しくアンフィールドの門を外へ。
バスは不安だし、タクシーで駅に向かおう。
タクシーに乗るのも慣れたものね。
「さあ、手を上げてタクシーを止めて窓から行き先を告げる。」
「オオーw(゜o゜)w!タクシーはばっちりだね。慣れたよねえ。」
このためにホテルの名刺だって持ってきてるよ。
名刺を見せて、「ここに行きたい!」って言う。
だって今回もミスは許されない。
列車に乗車しなくちゃいけないんだもの。乗り遅れるわけにはいきませんよね。
確実にタクシーはホテル前に到着。
朝の預かり証を見せて無事にスーツケースも受けとって、化粧室もお借りする。
一人旅での化粧室利用は大変だものね。
身軽に利用出来るうちに利用しとかなきゃ。
旅も終りに近づくと、だんだん知恵もついてきてるね。
まだ時間に余裕があるよ。
まず最初に電光掲示板をチェックしてホームを確かめなきゃ。
ホームにはもう乗車予定のヴァージントレインが停車中だ。
なんて可愛い列車なの。
You Tubeで何度かチェックしてたけど、本当に可愛らしい。
「楽しみだなあ(*^-^*)ゞ」
乗客が整列を始めた。
私も並んで早めに乗車しなきゃ。
だってスーツケースを置く場所はあまり広くないらしいから。
指定席の番号を頼りに車両を探して乗車。
「あれかな(゜ο゜)??? 」
車両の中ほどにスーツケース置場があった。
早めだったので下の段にスーツケースを置くことも出来て安心。
スーツケースを持って行かれちゃったら大変だと思って、自転車と留めるチェーンとかも持ってきたんだけど・・・
何だか誰もそんなことしてないなあ。日本で経験者に聞いてた通りだ。
こういうのって自己責任なんだけど、誰もそんなことしてないし、
貴重品は入れてないし、チェーンは出来なかった(^。^;)
「自己責任」って言い聞かせながらね。
ロンドンに到着したらホテルまではまたスーツケースを運ばないといけないし、
なるべく持ち上げなくて済むように、しっかり計画しながらホテルまで行かなく
ちゃ。
シートは赤と青で明るいね。
「外観だけじゃなくて車内も可愛い〜d(^-^)」
コートも掛けて、テーブルに飲み物も置いて、
ゆっくり出来るように準備してたら静かに列車は動き出してる。
発車のベルって本当にないんだ。
これから2時間30分程の列車の旅。
「ゆっくり体を休めよう!」ってボーッとしてたら眠ってしまったみたい。
終点までの乗車だから安心だけどね。
こんなにすぐに眠れちゃうなんて、充実したリヴァプールでの日程に結構疲れて
たんだね...(~O~)(-.-)
気がつくともう列車はロンドンユーストン駅。停車前から乗客の方たちは降りる
準備。
停車すると次々に降りて行く。
降りるまでの準備が速くてちょっぴり焦っちゃうよ。
この辺は日本と似てるかな・・・
続く